中日根尾200万円減「盗み吸収」大島の下飛躍誓う

契約更改を終え会見の席につく根尾昂(撮影・森本幸一)

中日の根尾昂内野手(20)が3日、ナゴヤ球場で契約交渉を行い、200万円ダウンの年俸1100万円でサイン。年明けの自主トレは2年連続最多安打の大島の下で打撃力アップに挑む予定。「聞いて盗んで、見て盗んで。どんどん吸収したい」と3年目の飛躍に貪欲な姿勢を見せた。

2年目の今季は外野手にも挑戦。プロ初安打を含む2安打をマークしたが、1軍出場は9試合にとどまった。「ナゴヤドームでまだ打ってないので早く打ちたい」と本拠地初安打に意欲を見せる一方で「一段一段、しっかり昇っていきたい」と外野手としてではなく、遊撃レギュラーへの強いこだわりを見せた。

2軍では71試合に出場して打率2割3分8厘、5本塁打。課題の打撃力向上に向け、来春キャンプで臨時打撃コーチを務めるOBの立浪和義氏にも「正直、見ていただきたいと思っています」と弟子入り志願。初の開幕1軍を目標に根尾の3年目がスタートする。(金額は推定)