ソフトバンク石川が2冠も「自信ない」大目標設定

ペイペイドームでのトレーニング後、記者の質問に答えるソフトバンク石川(撮影・浦田由紀夫)

ソフトバンク石川柊太投手(28)が6日、壮大な目標を口にした。今季は最多勝利(11勝)と勝率第1位投手(7割8分6厘)の2冠に輝いた。だが、この日ペイペイドームでトレーニングを行った石川は「自信になってない」と満足していなかった。

石川 「2ケタ勝利」「防御率2・5以下」「規定投球回数プラス30~40イニング」を5年連続できて、なお体がなんともないとなったときに「オレ出来るんじゃない」と。それくらいできないと、この世界でできたと思えない。そこを目指したい。

この「ノルマ」をクリアすれば、大投手の称号を手にする、かなりハードルの高い目標設定だが、石川なりの理由がある。「防御率が悪くても、規定投球回を超えるために長いイニングを意識する投球をしたら、このホークスでは生き残れない」。4年連続日本一を手にした投手陣の先発で生き残るためには「防御率」と「規定投球回数」の両方で高いレベルを保てないといけないことを痛感。もちろん「勝てる投手」であることも必要。チームの大命題「V10」のためにも5年連続でのハイパフォーマンスは、石川にとって「不可欠」だと感じている。そのためにも「離脱しない体が大事」ともいう。

社会現象にもなっている人気マンガ「鬼滅の刃」を読んで「思いは人を強くすると思った。思いは限界を超えるところも共感した」という。来年1月には、2年連続で千賀と沖縄・宮古島で自主トレを行う予定。今季投手部門3冠のチームメートの千賀と刺激し合って、大目標への思いをさらに強くする。【浦田由紀夫】