矢野監督「ほぼほぼ連れて」新人へ1軍キャンプ予告

甲子園球場の施設見学を行いガッツポーズする新人選手たち(撮影・前田充)

阪神矢野燿大監督(52)がルーキーたちのハートに火を付けた。兵庫・西宮市内の球団施設で育成を含む新人9選手と対面すると、目を輝かせる相手に矢野野球が掲げる積極性などを力説。さらにハッパを掛けるように来春の1軍キャンプについて「ほぼほぼ連れて行こうと思っているよ」と予告した。

居ても立ってもいられず、7日の新入団発表前にルーキーの下に駆けつけた。「チームとしては、こういう風にやるとか、こういうことを大事しているとか…」。過去のスローガンを用いてチームの方針を説明し、開幕を意識したオフの過ごし方も伝えた。お互いが椅子に座る形で行われた訓示は、約30分間にも及んだ。

期待の表れだ。矢野監督は今年の新人について「来年すぐ競争できるというところでドラフトしてる選手ばかり」と認めた。「競争に入るために取っている。わざわざ2軍からスタートする必要もない。初めに1軍ってどういうところなのか経験してみることも大事」。ドラフト1位の近大・佐藤輝はもちろん、即戦力ルーキーを競争の輪に加えるつもりだ。

この日は52歳の誕生日だった。読書家として知られる指揮官は「本を読んでも、誰かに学ばせてもらうのも、この年だから学べることはたくさんある。やっぱりもっと学ばなあかん」と貪欲だ。さらに体形も「バカみたいにトレーニングやってるもんな」と現役時代と変わらない。「スローガンじゃないけど、俺自身もチャレンジしていけたら」。前日5日に発表した来季スローガン「挑・超・頂-挑む 超える 頂へ-」を引き合いに出し、自らも挑戦し続けることを誓った。【桝井聡】