楽天涌井3500万円増「後半不合格」来季へ自覚も

契約更改を終え、「優勝」と記した色紙を手にする楽天涌井(球団提供)

楽天涌井秀章投手(34)が7日、仙台市内の球団事務所で契約交渉に臨み、3500万円増の1億6000万円で更改した。(金額は推定)

昨年12月にロッテから金銭トレードで楽天へ移籍。今季は開幕から1年間1度も先発ローテーションを外れることなく、20試合に登板。球団では13年田中以来2人目となる開幕8連勝とロケットスタートを決め、6・7月度の月間MVPを受賞した。11勝4敗、防御率3・60を記録しソフトバンク千賀、石川と並び15年以来5年ぶり、プロ野球史上初の3球団での最多勝に輝いた。

球団から交渉の席で「楽天に来てくれてありがとう」と言葉をかけられたと話し「正直にそういう言葉が選手にとってうれしい言葉だと思うので、すごくこっちも『取ってもらえてありがとうございます』という気持ちでいました」と喜んだ。

移籍1年目の今季は「正直、タイトル取れるとは実際思っていなかった。ある程度やれる自信はあったんですけど、そういう自信がタイトルにつながったかなと思っています。トータルでいうと、タイトルが取れたのはいい1年でしたですけども、勝負の9、10、11月とチームを勝たせることができなかったので、前半は合格、後半は不合格という感じの後味の悪い1年だった」と振り返った。

来季からは西武時代にともにプレーした石井GMが兼任監督に就任する。「ずっと近い存在としてやらせてもらってきていたので、ある程度自分のことも分かってもらえていると思う。自分も少なからず他の選手よりは分かっていると思う。監督が、たぶんこう思っているよ、とか他の選手とかに伝えられたらいいなとか正直思っています」と加入2年目の役割への自覚を示した。