阪神高橋にG倒査定 来季目標は初の規定投球回到達

今季、対巨人勝ち星上位と年俸(カッコ内は今季通算)

G倒査定ゲット! 阪神高橋遥人投手(25)が8日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約交渉に臨み、700万円増の年俸2900万円でサインした。3年目の今季は自己最多の5勝を挙げ、リーグ優勝した巨人から3勝。エース菅野と3度投げ合ったことも評価された。来季は自身初の規定投球回到達を目標に掲げ、各球団のエース級を打破することを誓った。(金額は推定)

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小豆色のオシャレなスーツ姿で会見場に登場した高橋は、満足げだった。「手ごわい、難しい相手にたくさん投げてくれて、来年はもっと投げてほしいという風に言われました」。700万円増の2900万円でサイン。自己最多5勝のうち、リーグ優勝を果たした巨人に3勝を挙げたことなどが評価された。

今季は巨人戦で投手陣トップの6試合に先発。チームは8勝16敗と大苦戦したが、6戦で防御率2・03と試合を作った。相手エース菅野とも3度対戦。1勝2敗と負け越すも、14勝右腕に負けを付けるなど食い下がった。「巨人と多く対戦していく中で、相手も対策を取っていると投げていて感じた。エースという人は、そういう中で抑えてきていると思う。自分ではそういったところがまだ足りない」。菅野は阪神相手に5戦先発で4勝1敗。投げ合った経験を生かし、来季は相手のエース級をなぎ倒す決意を示した。

具体的な目標には、自身初となる規定投球回到達を掲げた。今季はコンディション不良で開幕は2軍スタート。プロ入りから1年間、先発ローテーションを守った年はなく、開幕ローテ入りからのシーズン完走を目指す。オフは体作りを一から見直し、ケガの予防にもつながる肩回りのインナーマッスル強化に取り組む。「そこが僕の腕に負担というか、耐えられないところだと思う。肩のインナーをもう少し強くしていけばケガにも強くなると思うし、もっとボールもいくと思う」。毎日のトレーニングで、タフな体を手に入れる。

交渉に同席した谷本球団副社長兼本部長は「なかなか大変な相手に立ち向かってもらった。勝ちにつながらないまでも、いい投球をしていることは評価しています。さらにレベルアップして、来季に臨んでくれと伝えました」と、期待を込めた。若き左腕は「来年こそは、期待に応えられるように」。来季はG倒、そして相手エースをなぎ倒し、さらなる飛躍を目指す。【奥田隼人】