日本ハム斎藤佑樹投手(32)が9日、札幌市内にある球団事務所で契約更改交渉に臨み、350万円減の年俸1250万円で来季の契約を結んだ。一問一答は以下の通り。(金額は推定)
-今季を振り返って
斎藤 コロナっていうのはもちろんありますけど、僕自身は肘の状態も良くなく、最後は投げることすら出来なかったので。毎年のことですけど、悔しい気持ちです。
-来季へ向けて
斎藤 結果を出すことを一番に考えているので、まずは肘を治すことを最優先に考えていきたい。
-今季は2軍戦で投げている時から痛みはあった
斎藤 痛みは、あった時とない時と。今回のことで、またいろいろと自分なりにも勉強したんですけど、いわゆる靱帯が切れていても投げられる選手はいるみたいで、その一例だと思うんですけども…。
-いつから痛みが出ていたか
斎藤 最後の方になって「あ、ちょっとまずいな」と思ったんですけど、その前は筋肉の強い張りくらいな感じだったので、それが痛みかどうか。これだけ長く野球をやっていると、なんかマヒしてくるので。それで言うと、シーズンの最初の方からありましたね。
-肘以外の箇所も万全でない部分がある
斎藤 そうですね…はい。挙げればキリがないんでしょうけど。大きい部分では肘ですね、今は。
-心が折れそうな感じはあったか
斎藤 折れそうな感じというよりは、自分自身の状況と置かれている立場を、ちゃんと把握してるつもりで。ただ、それでもやっぱり野球はやりたいという気持ちが強かったので。それで(栗山監督や吉村GMに)相談しに行った感じですね。
-迷いも、あった
斎藤 野球を続けるか続けないかということに関しては迷いはなかったです。野球をやりたい思いはありましたし、場所を問わずということを考えるんだったら、それは迷いはなかった。ただ、やっぱりファイターズに対しての気持ちと、あとはファンの方に対しての気持ちを強く思っていたので、そこに関して監督と吉村GMと相談して、という感じですね。
-手術という選択肢は
斎藤 はい、もちろんありました。
-そこでしなかった理由は、復帰へ向けて早く動きだせるから
斎藤 そうですね、はい。
-肘を痛めた要因は、どう考えているか
斎藤 いろんな因果関係はあるんでしょうけど、おそらく肩の影響も少なからずあるでしょうし、もちろんフォームの影響もあるでしょうし、年齢の影響というのももちろんあると思う。それを少しでも負担のなく、とはいえ、結果は残さないといけないので、という感じですかね。
-しっかり治して、新しい自分になるんだという思い
斎藤 そうですね、はい。やっぱ、そうやって思い込んでやるしかないかなと思いますね。リハビリをしている時って、すごい先が見えないので。そういう意味では信じてやるしかないなっていう感じですね。
-現在の肘の状態は
斎藤 今は、肘の痛みは特にないです。
-現在トレーニングとなると、どんなところを意識しながら
斎藤 すごい具体的な話になっちゃうんですけど。肘に負担がくるということは肩に負担が来ているし、肘肩に負担がくるということは、もっと大きい部分に負担が来ている。その辺のアプローチを始めていかないとなというので、今トレーニングはしていますね。
-肉体的に鍛え直す部分は
斎藤 全部ですね、本当に全部ですね。本当に全部ですね。足の指の先から、手の先まで。
-来年に向けて、具体的な目標を掲げるなら
斎藤 ここまで来たら具体的な目標というよりは、本当にチームのために、ファンのために少しでも貢献できるように、という感じですね。もちろん場所はどこでもいいですし、とにかく1軍で投げて活躍できるようにという思いですね。