オリックス能見「投げやすい」本拠地京セラDで8勝

入団会見を終え、笑顔を見せる能見。右は福良GM(代表撮影)

オリックス能見篤史投手兼任コーチ(41)が18日、大阪・舞洲の球団施設で入団会見に臨み、かつての同僚たちに宣戦布告した。古巣阪神には沖縄自主トレの仲間だった大山、梅野と交流戦で対決する可能性がある。同じパ・リーグにはロッテ鳥谷がいる。

「自主トレをともにした、大山、梅野とかは対戦する機会があれば、楽しみにしたい。(鳥谷は)一緒にやってきた仲なので。本当に楽しみな部分と、しっかり抑える部分と、いろいろな感情が出ると思います」

今季は34試合に登板し、1勝0敗1セーブ、防御率は4・74の成績を残した。阪神から戦力外を告げられたが「オリックスさんに声をかけていただけて、またグラウンドに立てる。また新たに輝けるチャンスがある。本当にとってもらったということで恩返しがしたい」と新たな決意でマウンドに立つ。

来季で42歳を迎える左腕だが、プロ17年目で初めて移籍を経験する。「コーチ兼任ですけど、まずは選手としてやってほしいという言葉が非常にありがたかった」と目を輝かせた。本拠地となる京セラドーム大阪には「吉兆データ」がある。プロ34試合に登板して8勝をマーク。救援登板に限ると9試合で8回2/3を自責0に抑えた。「マウンドも高くて、角度があるように感じる。そういう意味では非常に投げやすい」。好印象を持つ新天地で再び輝きを放つ。【真柴健】