阪神糸原500万減に悲壮「死に物狂いで泥んこに」

ダウンで契約更改し会見する糸原(代表撮影)

阪神糸原健斗内野手(28)が18日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約交渉に臨み、プロ初のダウンとなる500万円減の年俸5500万円で契約を更改した。(金額は推定)

今季はけがや新型コロナウイルス感染で自己最少の63試合出場。18年開幕戦からの連続試合出場も止まった。「来年はもう死に物狂いで泥んこになる。僕はそういうプレースタイル。ユニホームを汚して、死に物狂いでやっていく」と悲壮な決意を見せた。

来季はキャリアハイの打率3割、出塁率4割を目標に定める。「より一層、相手に嫌がられるバッターになりたい」とソフトバンク中村晃が理想だ。「粘れますし、フォアボールも取れる。そういうタイプの選手を目指していけたら」。

目標達成には、克服すべき課題がある。今季は甲子園での打率3割4分3厘に対し、ビジターでは2割4分8厘。約1割の開きがあった。さらにナゴヤドームでは球場別最低の1割8分5厘。「数字も僕は見てますが、そこは指摘された通り。ビジターはちょっと難しい部分もあるけど。ホームでもビジターでも自分のやることは変わらない」。内弁慶も克服し、泥臭くチームに貢献する。【只松憲】