ソフトバンク和田毅投手(39)が20日、“打倒旧友”で日本一5連覇への決意を新たにした。元ソフトバンク投手で来季から巨人1軍投手コーチとなる杉内俊哉氏(40)とともに、今年7月の豪雨で被災した熊本・人吉市を慰問。「来年は交流戦も予定されているし巨人との対戦もある。日本シリーズではベンチに杉内がいる巨人と対戦したい。まだ投げられるなと思われる投球を見せたい」と意気込みを明かした。
元チームメート、左腕で同い年。意識しないわけがない。慰問先の西瀬小学校での「夢授業」では、杉内が自分の夢として「打倒ホークス」と色紙に書いた。和田は「完全試合」と書いた。「投手としては、ほんとに夢です。杉内くんもやったことがないので、自分もやってみたい」。杉内より長く現役投手を続けているプライドものぞかせた。来年2月で40歳となるが「ボクの場合は、まず完投できるようになること。そして日本一5連覇のために、先発ローテーションに入ることから始めます」と謙虚さは忘れない。
午後からは川上哲治記念球場で野球教室を行った。巨人V9を達成した監督ゆかりの球場で「縁起のいい場所でやらせてもらって、来季に向けていい縁をもらえたなと思う」と引き締めた。
オフは「松坂世代」として野球界発展に貢献する仲だが、来年は「ベンチ」と「マウンド」で日本一を争う。チーム投手最年長左腕が、ライバルに刺激を受け、来季の飛躍に燃えていた。【浦田由紀夫】