中日臨時コーチ“立浪部屋”根尾ら若手に自室開放

立浪和義氏(2020年12月5日)

“立浪部屋”へようこそ。来春の中日キャンプ臨時コーチで09年の現役引退以来、12シーズンぶりに現場復帰する立浪和義氏(51=野球評論家)が、キャンプ中の宿舎自室を若手に開放することを明かした。

「(沖縄では選手たちと)一緒の宿舎で同じ生活をする。遠慮なしに(部屋に来てほしい)。聞いてくれて吸収しようとする子は教えがいもある」。日中はグラウンドで指導し、日没後も宿舎で若手に技術論、経験を伝授する“立浪部屋”をホテル内に開設する。

同コーチに期待されているのは根尾、石川昂、岡林らの若竜を飛躍させることだ。「根尾は期待が大きかっただけに、焦ってくすぶっている。来年1年間で、自分の形を作り、試合に出れば(結果を出すのは)早い。真ん中から内角への球が引っ張れるようになればすぐレギュラーを取れる」と根尾らを待ち受ける。

自身は87年にPL学園からドラフト1位で中日に入団。88年、高卒新人として新人王、ゴールデングラブ賞を受賞した。「たまたま星野さんが1年目から使ってくれた。自分の中では3年目で1軍、4年目でレギュラー定着という目標だった。自分の足元を見つめて自分の形をオフから来年にかけてしっかり作ること」。立浪氏は1年目のキャンプで痛めた右肩の故障で2年目30試合出場に終わった。自らの経験から若手を熟成させる重要性も説いた。

来春、沖縄・北谷キャンプでの“立浪部屋”から、金星級の活躍をする若手が何人誕生するか注目だ。【伊東大介】