柳田が5年連続日本一へ「本塁打キャリアハイ」誓う

ソフトバンク柳田悠岐(2020年11月24日撮影)

ソフトバンク柳田悠岐外野手(32)はリーグ連覇&5年連続日本一へ「本塁打キャリアハイ」で引っ張る。これまでの最多は18年の36本塁打。ポストシーズンも合わせ、自身の本塁打数に応じた寄付活動もモチベーションに、21年も打ちまくる。

昨季は120試合制で29本塁打。チームトップの数字でも、満足はしていない。「ホームランが途中で止まった時期もありましたし、まずはそこ。コンディションが落ちてきた時にもっとできた。そこが課題ですね」。前半の8月までに20本塁打を記録したが、9月以降の後半は9本塁打。「波なく打てるように」とシーズンを通して高いレベルを維持することが目標だ。

柳田の背中を押すのが、18年から続ける寄付活動だ。昨季は1本塁打につき合計30万円を、家族と暮らせない子どもを支援するNPO法人「SOS子どもの村JAPAN」の施設「子どもの村福岡」と、世界食糧計画(WFP)に寄付した。レギュラーシーズン29本とクライマックスシリーズ1本、日本シリーズ1本を合わせて930万円を送った。「ホームランを打ちたい気持ちから、こういう風にさせてもらっている。もっとしないといけない。困っている人がすごくいる。今やっているのと、プラスで考えたい。まだまだもっと寄付できるようにたくさんしたい」。

今季を迎えるにあたり、さらに寄付を増やす考えも明かしている。「140試合あると考えたら、キャリアハイが最低。(ポストシーズンと合計で)40本くらいは打ちたい」と、自らに高いハードルを課した。1月は温泉のある佐賀・嬉野市で自主トレを予定。体を鍛えつつ癒やし、万全の状態でキャンプインを迎える。【山本大地】