ソフトバンク王会長が「打倒田中」の大号令

必勝祈願で筥崎宮を訪れ、お守りを受け取るソフトバンク王貞治球団会長(代表撮影)

ソフトバンク王貞治球団会長(80)が「打倒田中」の大号令を発した。宮崎での春季キャンプを前にした恒例の必勝祈願が30日、福岡市東区の筥崎宮で行われた。楽天復帰が決まった田中について「打倒田中にどういう形で取り組むか。新たな課題ができましたから、やる気がでますよ」とキッパリ。MLB78勝右腕を打ち崩す指令を出した。

異例の必勝祈願だった。例年ならチーム全員で臨むが、新型コロナウイルス感染症の影響で、王球団会長、後藤社長、工藤監督、小久保ヘッドコーチに加え、選手は選手会長の中村晃と甲斐、今宮、森ら計15人による神社参拝となった。王球団会長も「今年は複雑な心境で臨んだが、今までにない新たな気持ちで取り組めることは、いいことなんだと思いたい」と心を新たに臨んでいた。チームはリーグ2連覇と5年連続日本一を狙うが、楽天田中が立ちはだかる。田中のソフトバンク対戦を振り返ると、プロ初登板の相手で2回途中6失点KOのデビューだったが、最終的には31試合16勝3敗、防御率1・85。歴代2位の1試合18奪三振も記録した相手でもあった。数字上では攻略できてないだけに、王球団会長も「強敵ですよ、難敵が目の前に出てきたが、我々は戦うことが決まっている。なんとか乗り越えるために、技術も上げないといけない」と言葉もヒートアップした。

そのためにも小久保ヘッドコーチへの期待が高まる。「野手はもう一段(レベルが)上がってほしい。攻撃は最大の防御。キャンプでは野手は苦労すると思いますが(シーズンで)実ると思ってやってほしい」。監督時代にチームリーダーとして君臨した男の指導で、無敵の打線となることを期待した。

「5連覇は我々しかできないこと。キャンプは自分との闘い。課題をしっかり持って取り組んでほしい」。難敵登場でさらにスイッチが入った王球団会長が、チーム全体のパワーアップを望んでいた。【浦田由紀夫】

▽ソフトバンク中村晃(必勝祈願を終え)「全員そろってはできなかったが、今年も始まるなという気持ち。日本一はもちろん、1年間みんなが健康で終われるようにとお願いしました」

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