矢野監督「暑苦しい…」自身の熱弁ぶりに苦笑い

1軍全体ミーティングで選手に話をする阪神矢野監督(球団提供)

かっこよくいこうぜ! 就任3年目の阪神矢野燿大監督(52)が新テーマを宣言した。キャンプイン前日の1月31日、沖縄・読谷村内で約1時間の全体ミーティングを終えた指揮官は「気持ちが熱くなっていろいろしゃべっちゃいました。暑苦しいメッセージになった」と苦笑い。そこでナインに語りかけたのが「かっこよくいこうぜ! 」という昭和チックなメッセージだった。

ド派手なガッツポーズが代名詞の指揮官は、これまでも「プロとして楽しむ」ことの重要性を訴えてきた。そのポリシーにブレはないが、「結果的に楽しんでいる状況って、どうなったら楽しんでいるのかなと考えたら、みんながかっこよくやれればいいんじゃないか。みんなのそれぞれの価値観がかっこいい」。表現方法は選手によって違う。にじみ出るかっこよさがあれば、オッケーだ。

今季のスローガンは「挑・超・頂-挑む 超える 頂へ-」。初めて「頂」の文字が入った。矢野監督にとっても契約最終年の3年目。勝負のシーズンだ。ミーティングでは選手の目を見つめ「これまでの2年間を階段にして、今年3年目で頂点に立つ」とゲキを飛ばした。キャンプイン早々に実戦形式の練習が組まれ、4日にはふるい落としの紅白戦が始まる。過酷なキャンプが始まる前に選手たちとマインドを共有しておきたかった。

指揮官の視線の先にはドラフト1位の佐藤輝明内野手(21=近大)ら新人6選手もいた。高卒2年目の井上、西純らもメンバー入りした。フレッシュな顔ぶれで臨む2021年の宜野座キャンプ。「それぞれのかっこよさを目指してくれたら、魅力あるチームになれているんじゃないかな」。明るく派手に喜んでもいい。黙々と寡黙に泥臭くてもいい。かっこよくいこうぜ! が合言葉だ。【桝井聡】

<矢野監督1、2年目のミーティングVTR>

▼1年目(19年) 17年ぶりの最下位となった前年の雪辱へ「まずは自分を信じること。あとは、自分がどうありたいか。だいたい、みんなやり方ばかり気にするけど、自分はどんな選手になりたいか。『やり方よりあり方』を決めていくということ」とナインらに説いた。競争をテーマに、キャンプは選手の自主性を尊重したが、同時に強烈なプロ意識を求めたものでもあった。

▼2年目(20年) 1時間を超えるミーティングを終え「日本一になるためのキャンプにします。僕は日本一になると決めている」と宣言。「(成功した姿を)どれだけ強くイメージできるか、思いを強くできるか。言葉で言えば『できたらいいな』ではできにくい。『オレはやる』と決めた瞬間からそこに近づいていく」などとナインに語りかけた。ミーティングでは成功をおさめた著名人の名言集VTRも流した。

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