DeNA入江の初日は上々、監督からは「力んだな」

DeNA三浦監督(左)が見つめる中、ブルペンで投球練習をする入江(撮影・横山健太)

DeNAのドラフト1位、入江大生投手(22=明大)が、キャンプ初日から自画自賛のブルペン投球を披露した。

捕手を座らせて直球のみ28球。「捕手の山本には『軸だけ見てほしい』と伝えていた。『真っすぐに近い回転軸で来ていた』と言われた。上々かな」。球速でも制球でもなく、回転軸にこだわるという、新人らしからぬデータ通な一面を見せた。

肝っ玉が据わっている。初めて背番号22のユニホームに袖を通したが「念願だったプロ野球選手になれたと再確認したと同時にやる気がふつふつと出てきた」。三浦監督、南場オーナーが見ている前でも、17球目から急に審判がついても、ほとんどの球がベース板の上を通過。制球が安定していた。「人数で見ていたので、誰が、とか見ていなかった」。右隣で昨季チーム最多10勝を挙げた大貫が投げていた。「いい投手からリズムを学んでキャンプ終盤にはモノにできるようにしたい」と意気込んだ。

ブルペン投球で毎回挙げる課題は、力の入り過ぎだ。またも「7、8割で投げたつもりだけど、力が入ったと思う」。三浦監督からも「力んだな」と声をかけられ「飛ばし過ぎるなと重々言われている。明後日は力を抜いていこうかな」。次回のブルペン投球を見据えた。【斎藤直樹】

▽DeNA山本(入江の投球を受け)「角度、手元の強さが良かった。やっぱり素晴らしい。本格派タイプ。背が高い分、角度がある。そして手足が長い印象。ベイに似たタイプはいないと感じる」

▽阪神太田貴スコアラー(入江の投球に)「思ったより大きく、角度がある。テークバックが小さく、タイミングが取りにくそう」

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