14年ぶりだった。ヤクルト石川は、ブルペンで古田臨時コーチを相手に34球を投じた。07年10月7日の広島戦、古田氏の神宮最終戦で先発マウンドに上った以来のコンビ復活。恋女房から「俺が捕れないなんて、素晴らしいスライダーじゃないか」と賛辞の言葉を受けながら、2人きりのブルペンで夫婦水入らずの時間を堪能した。「ルーキーのころを思い出したような感覚。本当に懐かしくて、めちゃめちゃうれしかった。緊張しましたね。やっぱりいいところを見せたい気持ちがあったので」と照れくさそうに笑った。
今年で現役20年目。「150キロも投げられない中で、プロで生き残る術をたたき込まれた。今の僕の基礎を作ってくれた方が古田さん」。名捕手から学び、173勝を積み重ねた。41歳になっても、変わらず突き進み続ける。「なんとか高津監督を胴上げできるようにという思い。まずは開幕投手、なんとしても目指して頑張りたい」。原点回帰で気持ちを新たにした。