オリックス大補強成功 平野佳寿復帰でブルペン厚み

ダイヤモンドバックス時代の平野佳寿(2018年6月18日)

守護神が4年ぶりに帰ってきた。オリックスは6日、マリナーズからFAとなっていた平野佳寿投手(36)との契約合意を発表した。契約は単年で、推定年俸1億5000万円プラス出来高。背番号は17年オフのメジャー挑戦以来、球団が復帰を願って空き番にしてきた16に決まった。

代表取材に応じた福良GMは「何回か話をしていた。(平野が)1人入ることでブルペンも厚くなる。(若手の)成長にもつながる」と獲得理由を説明。ディクソンの先発再転向により、空位となっていた守護神を模索するキャンプが続いていた。中嶋監督も「良い補強。ブルペンはベテランが雰囲気をつくってくれる。そういう(守護神の)役割をしてくれるなら(頼もしい)。そこを取ろうとする若手がいてもおかしくない。一番良い形を作っていけたら」と経験豊富な右腕に大きな期待を寄せた。

平野佳は05年希望枠でオリックス入団し、17年オフに海外FA権を行使。18、19年はダイヤモンドバックスでプレーし、昨季はマリナーズに在籍した。今季もメジャーでのプレーを最優先に考えてきたが、コロナ禍で所属先が決まらない状況が続いていた。そんな時、届いた古巣からの熱烈ラブコール。日米164セーブ右腕が復帰を快諾した。

入団会見は10日にキャンプ地の宮崎市内のホテルで行われる予定。11日からチームに合流する見込みだ。中嶋監督は「急ぐ必要はない。開幕に合わせてくれれば」と調整を一任する方針。2年連続最下位から目指す96年以来のリーグ制覇へ、中嶋オリックスが大補強に成功した。【真柴健】

〇…平野佳のオリックス復帰を京産大時代の恩師、勝村法彦監督(64)も喜んだ。「メジャーで環境が違っても適応できた。経験の蓄えもあると思うので、日本に帰ってきても姿勢を崩さず、変わらず頑張ってほしい。育ててもらったオリックスさんに戻るのも『縁』かと思います」。プロ入り後も毎年、母校に足を運ぶ教え子に温かいエールを送った。

◆平野佳寿(ひらの・よしひさ)1984年(昭59)3月8日生まれ、京都府出身。鳥羽から京産大を経て、05年大学・社会人ドラフト希望枠でオリックス入団。5年目の10年から救援に本格転向。13年に通算100ホールド到達。14年の40セーブは当時パ・リーグ新記録だった。16年に通算100セーブ達成。17年オフにFA宣言しダイヤモンドバックス入団。昨季はマリナーズに在籍していた。185センチ、83キロ。右投げ右打ち。

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