マイナー通算151発の広島ケビン・クロン内野手(27=ダイヤモンドバックス)が、推定飛距離150メートルの特大弾を放った。
ランチ特打で68スイング中、19本のさく越えをマーク。大飛球の多くは芝生ではなく、左翼から中堅への防球ネットを直撃した。「タイミングもとれてきて、体の状態も上がってきた」。うち1球はコザしんきんスタジアムの左翼フェンス後方、高さ17メートル超の防球ネットも越える場外弾となった。午後からの練習に備えグラウンドに姿を見せた選手たちも、驚嘆の声を上げた。
左翼後方の防球ネットは、03年春季キャンプでハーストが場外弾を放ったことで現在の高さとなった。17メートルのバックスクリーンよりも高い防球ネットとなった04年以降、初の場外弾。持ち前のパワーを見せつけた大砲は「一番大事なのは、同じフォームで、ずっと安定したフォームで安定した打球を飛ばすこと。今日はいい1日になりました」と落ち着いている。早ければ7日にも実戦形式の打席に立つ。「毎日自分がうまくなるように練習して、明日のために準備するだけ」。今年日本球界初挑戦の外国人選手の中でただ1人、来日した“新助っ人”が着実に調整のペースを上げている。【前原淳】