王会長“小久保効果”絶賛「いい刺激」選手に緊張感

特守でノックする小久保ヘッドコーチ(撮影・梅根麻紀)

ソフトバンク王球団会長(80)が宮崎春季キャンプ第2クール最終日の7日、「小久保効果」を絶賛した。小久保裕紀新ヘッドコーチ(49)は野手陣に「1日1000スイング」のノルマを課し、打撃練習を同時8カ所で行えるように変更するなど、キャンプに新風を吹き込んでいる。小久保ヘッドが現役時代の監督だった王会長は「非常に大きい存在」と、期待通りの動きを高く評価した。

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王会長の表情が、キャンプの充実ぶりを物語っていた。第2クールを終え「若い選手たちが非常に頑張っている。天候に恵まれたおかげでここまでスムーズにできていますし、選手たちはしんどかったと思いますけど、いい形で進んでいる」と満足そうにうなずいた。

小久保ヘッドはこの日、アーリーワークで就任後初めて打撃投手役を務め、リチャードにゲキを飛ばしながら腕を振った。メイン球場だけではなく、B組グラウンドで若手をチェック。全体練習後には松田ら内野特守のノッカーを務め、精力的に動いた。王会長は「大丈夫かというくらい、張り切ってやってくれている。彼が先頭に立ってやってくれたら、みんなも付いてくる」と目を細める。

若手野手の底上げが、小久保ヘッドの任務の1つ。キャンプ前に「1日1000スイング」を掲げ、第1クール初日から打撃練習で新メニューを導入。2カ所のフリー打撃に6カ所のティー打撃を加えたサーキット方式で、チーム全体のスイング量を増やした。

さらにチーム内に緊張感が生まれ、自主練習で打ち込む選手が増えた。松田らベテラン陣も負けじとハードなメニューをこなし、健在ぶりを見せている。王会長は「選手たちにとってもいい刺激になっている。(日本シリーズ)4連覇はしましたけど、また新鮮な気持ちでキャンプを迎えられている。小久保ヘッドコーチの存在は大きいんじゃないか」と好影響を喜んだ。

リーグ連覇、5年連続日本一がチームの目標。王会長は「みんな、打倒ホークスでやってくる。強力な補強をしたチームもある。4連覇したことはおいといて、チャレンジャーとして準備して、シーズンでは一気に突っ走る形に持っていきたい」と力強く、目標達成を誓った。【山本大地】