4年目の中日山本拓実投手(21)が11日に今季チーム初の対外試合となるヤクルトとの練習試合(アグレスタジム北谷)に先発する。昨年に続く「開幕投手」に向けて「チーム、自分としてもいいスタートが切れるように。内容もですが、結果にこだわってやっていきたい。まずはストレートにこだわって、しっかり打者に投げられるようにしたい」と意気込みを見せた。3回を予定し、登板2日前の9日は沖縄キャンプ3度目のブルペン入りで調整した。
昨年の山本は2月8日に阪神との練習試合で「開幕投手」を務め、3回2安打無失点と好投。その後の開幕ローテ入りへつなげた。ただ、シーズンは5試合に先発して1勝3敗で中継ぎに配置転換された後、2軍落ちしてシーズンを終えた。
オフは同僚福谷の紹介で三重県のみどりクリニックで医学面から関節の可動域、柔軟性を向上。1月下旬には東京都内のデータ解析施設で、直球とカットボールの修正点をチェックした。「1年間、ローテーションを守り、2ケタ勝利を挙げる」ため身長167センチの肉体をバージョンアップさせてきた。
山本と同じ17年ドラフト入団で、同い年の清水達也投手(21)は4回から2番手で登板する予定。昨季は山本と同じく1勝(1敗)。4年目右腕は「(9日の)紅白戦を見て、打者にいかに冷静に投げられるかが大事だと感じた。そこを意識してたい」と今季初実戦へ抱負を語った。
中日の先発ローテ争いは大野雄、福谷と左右の両輪は固まっているが、松葉、笠原、勝野、梅津、小笠原、ロドリゲスらが居並ぶ戦国模様。阿波野投手コーチは「仕上がりの早さと調子を考えて先発を山本に託す。立ち上がりからいいものを出してほしい。清水はブルペンでの球質がずいぶん良くなった。ストライクゾーンで勝負し、手応えにつなげてほしい」と、先発候補の若竜2人に期待を寄せた。【伊東大介】