ロッテ佐々木朗希 3月1週にもいよいよ実戦登板へ

投内連係で汗を流すロッテ佐々木朗(2021年2月2日撮影)

いよいよだ。ロッテ佐々木朗希投手(19)が早ければ3月第1週に実戦デビューする可能性が出てきた。

24日に石垣島2軍キャンプでシート打撃に登板。井口資仁監督(46)は26日までに「(3月2日からの)大阪で1回合流してピッチングを見て、そこからマリンで投げるかどうか判断してゲームに入れたら」と今後のプランを明かした。

シート打撃では打者4人にスライダー、フォークも交えて計17球を投げた。最速は149キロをマーク。1年目の昨季は肉体強化に励み、今春キャンプでも新たなフォームで丁寧に調整を進めていた。自己最速163キロにはまだ遠いものの、映像をチェックした井口監督は「コントロール重視で投げていた感じで、変化球もしっかり腕を振れていた」と印象を口にした。

1軍は28日までの高知遠征を経て、3月2日、3日に京セラドームでオリックスとのオープン戦がある。吉井投手コーチらがブルペンでチェックする見込み。問題なしとなれば、早ければ3月6日、7日にZOZOマリンで行われる西武戦のどちらかで、1イニング限定のリリーフ登板という流れが見えてきた。

佐々木朗の開幕1軍について井口監督は「どうでしょう、まだベールを脱いでいないので」と話すのみ。「先発(候補)はだんだんイニングが延びてきているので」と中継ぎ起用の理由を説明しており、開幕での先発ローテ入りは現実的には難しそうだ。優勝への大事な戦力として、最適な時期を探していく。【金子真仁】