西武辻監督「何かことを起こさないと」6日の語録

ロッテ対西武 7回表西武2死一塁、一ゴロに倒れた代打森(左)を見つめる辻監督(撮影・垰建太)

西武辻発彦監督語録<6日>

ロッテとのオープン戦(ZOZOマリン)で無得点に終わり、0-4の完敗を喫した。先発の浜屋将太投手は5回6安打4失点。先発陣が軒並み不安定な投球を続け、辻発彦監督は苦言を呈した。

-浜屋の投球について

やっぱりゲームつくるために、攻め方が違うし。なんか。もっと野球を勉強しないといけないし。んー、バッター心理で考えたプレー。追い込んでから藤原にレフト前に打たれるっていうのも俺は分からないし。もうちょっと自分の持ち味っていうか。外の球がそこそこ打たれるでしょ? それを生かすためにどうしないといけないかって、あいつはインコースに投げきらなきゃダメ。いくら球のスピードなくっても投げなきゃダメなのよ。そこに投げるだけの度胸がないのか、技術がないのかそこは分からんけど。そういうとこを、もっと考えないと。

-どんどんコースつかないと

それもそうだけど、すべての投げた球を生かさないといけないから。もっと頭を使って。

-6回から登板の吉川が1回無安打無失点で好投

投げっぷりがいいとか、バッターに対しての気持ちが出ているとか。いろいろなものがあるから、そこから入っていかないと。勝負しているわけだから。うまくコントロールよく投げて抑えようって、あの球威で抑えられるわけがない。

-吉川はいいお手本

いいよ。カウント悪くボールを出さない。しっかり変化球でストライクをとれる。そういうところじゃない?

-今後の起用法としては

それは分からない。浜屋がダメなら先発だってありえるよ。今は西口(投手コーチ)が言うように、ちゃんと成績を出さないとローテーションに入れられないから。(浜屋は)あんなピッチングしていたら無理でしょ。

-吉川先発起用も

分かりません。ピッチングコーチが考えているから

-打線は得点圏に進めながら課題残る

そういうもんだよ。チャンスをつくったから得点できるわけではない。そこで今やれることをしっかりやらなきゃいけないというところで、チャンスで見逃し三振するとか。なんでチャンスで見逃し三振するんだって。何かことを起こさないと、何が起こるか分からないからね。そういうところで積極的にいけるのか、しぶとくいけるのか、結果だから。見逃したら何も起こりませんって。

-3回に先頭が出てから、チャンスで積極策を続けた

シーズン中だったら、あそこでバントさせるか、明らかに進塁打を打たせるかも。どういう打撃をするかなってところで、(次打者の)金子としては進塁打って感じで打ったと思う。難しいところのショートゴロ。それを右に打つにはどうしたらいいかってことを考えればいいし、反省すればいいし。

-ここからは結果も

ここからだんだんピッチャーよくなっていくんだから。そういうところのスピード感、切れを体感して技術的なことを上げていかないといけない。

-7回には田村が3者凡退に抑えた

オープン戦いろんなことを試しながらもあるだろうけど。田村は投げっぷりがいい。やっぱりああいう風に、圧がバッターにかかっていると思うんだよね。いい投球だと思う。ああいう投球をどんどんやってもらいたい。相手の(ロッテ)美馬もそうだけど、体が大きくないのに、バッターに向かっていくっていう圧を感じられる。そういうところがいい投手だと思うんだよね。他のピッチャーもそういうところ勉強してもらいたいっていうかね。ただ球だけでは勝負できないからね。いろんなこと感じさせることが非常に大事だと思うんで。田村に関しては素晴らしいなと。

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