20試合で打率9分4厘/松井秀喜1年目のOP戦

93年3月、長嶋茂雄監督(右)から指導を受ける松井秀喜(中央)

<オープン戦:日本ハム1-4巨人>◇7日◇札幌ドーム

巨人の「メガゴジラ」が本家「ゴジラ」にも並んだ。球界最長身2メートルのドラフト5位、秋広優人内野手(18=二松学舎大付)が、7日の日本ハム戦(札幌ドーム)で2安打を放った。

巨人高卒新人のオープン戦マルチ安打は、1993年(平5)松井秀喜以来28年ぶり。6日には07年坂本以来となる球団高卒新人のオープン戦安打を記録しており、2日連続で大先輩に肩を並べた。次のターゲットは開幕スタメン。59年王貞治以来となる抜てきも見えてきた。

◆松井の1年目のオープン戦 チーム21試合のうち20試合に出場。7番左翼で先発した3月16日オリックス戦で2本の二塁打を放ってマルチ安打を記録した。ただし、2試合連続安打はなく、オープン戦の通算成績は53打数5安打、0本塁打、2打点の打率9分4厘。開幕は2軍で、1軍に昇格したのは5月1日だった。ちなみに、王の1年目のオープン戦は23試合で76打数18安打、5本塁打、11打点の打率2割3分7厘。