甲子園の室内練習場に打球音だけが鳴り響いた。巨人の野手陣が15日、最大11カ所の一斉打撃を敢行した。守備練習どころかキャッチボールも行わず、ひたすらバットを振り続ける「めった打ちトレ」。ロングティーやスローボール打ちと、休む間もなく打ちまくった。原監督は「なかなかそういう時間がないもんだからね。いい練習でしょう」と、12泊の遠征中での練習の意図を説明した。
直近の3試合で14安打4得点と打線に元気がない。中でも身長2メートルのドラフト5位の秋広優人内野手(18=二松学舎大付)は、四死球を除くと7打席連続三振中で「エース級のピッチャーだったりと当たっていくうちに、レベルの高さというものを実感した」と、奮闘しながらもプロのレベルに苦戦。「結果が出ない時に結構、精神的な疲労は感じています」ともがきながら懸命に戦っている。
開幕1軍に生き残るためには、16日からの中日2連戦(バンテリンドーム)は正念場となる。原監督は開幕メンバーについて「最後の最後まで緊張感はあっていい」と引き続き見極めていく方針。秋広は「全然結果を出せていない状態。今までもらったアドバイスを生かして、なんとか切り替えて臨みたい」と決意を込めた。【久永壮真】