阪神マルテ「このまま好調を維持」開幕3番確定弾

ヤクルト対阪神 4回表阪神1死、寺島から左越え本塁打を放つマルテ(撮影・野上伸悟)

<オープン戦:ヤクルト6-9阪神>◇16日◇神宮

開幕3番確定弾だ! 阪神ジェフリー・マルテ内野手(29)がオープン戦4号本塁打を放った。4回1死、この回から代わった左腕寺島の初球、外角寄りの135キロカットボールを見逃さなかった。バットを寝かせる新打法から崩れ落ちるほどのフルスイングで放った打球は、きれいな弧を描いて左翼席中段にズドン。左翼手青木が1歩も動かない完璧アーチに、マルちゃんスマイルが輝いた。

「ゾーンに来たボールを積極的に打っていくという意識を強くもっているよ。しっかりストライクゾーンのボールを強くスイングすることができているから、それがいい結果につながっていると思うね」

黄金ルーキー佐藤輝と本塁打を争うパワーの持ち主だが、際立つのはオープン戦で3割9分1厘という出塁率の高さだ。3回には無死二塁からストレートの四球を選んで出塁。5安打4得点のビッグイニングのお膳立てをした。矢野監督はこれまでも「選球眼も元々いい。つなぐ、(走者を)かえす、そういうところでマルテがいるっていうのは相手も嫌な存在になる」とコメント。新助っ人メル・ロハス・ジュニア外野手(30=韓国KT)の来日メドが立たない中で、マルチなマルテに大きな信頼を寄せている。出塁率の高いマルテを3番に置き、4番大山、5番サンズがかえして、佐藤輝でさらに追加点を奪う。21年猛虎打線の中核が、はっきりと見えてきた。

開幕前哨戦となった神宮の杜で、チームはオープン戦最多18安打の9得点。近年得点力不足が課題だったが、チーム打率も12球団トップの3割3厘と好調だ。打線の中心で猛威を振るう3番マルテ、4番大山、5番サンズのクリーンアップは今後も揺らぎそうにない。マルテは「結果も出ているけれど、キャンプからずっとこの打ち方がしっくりきているから、このまま好調を維持できるように頑張るよ」と充実の表情。もう、いつ開幕してもOKだ。【桝井聡】

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