阪神「勝利の方程式」OP戦初揃い踏み 今季も盤石

阪神対オリックス 9回に登板するロベルト・スアレス(撮影・上山淳一)

<オープン戦:阪神2-1オリックス>◇20日◇京セラドーム大阪

21年も虎の「勝利の方程式」は盤石だ。守護神スアレス、セットアッパーの岩崎、岩貞が今春オープン戦で初めてそろい踏みした。7回は岩貞が2連投に臨み、失策絡みで1失点した後は2者連続三振。8回はオープン戦初登板となった岩崎が1イニングを内野安打1本で無失点だ。9回はスアレスが最終打者の宗からこの日最速タイの158キロで空振り三振を奪うなど、無安打無失点で締めた。

オープン戦4戦連続無失点のスアレスは「体的にもボール的にも良かった。あとはシーズンに向けて上げていければ」と笑顔。16日の2軍戦で今春初実戦を踏んだばかりの岩崎も「慌ててここまで合わせたとかは一切ない。それは昨年とは違う。いい感じでシーズンに入っていける」と納得顔だ。矢野監督が「全体的にしっかり調整できている」と信頼を寄せるブルペン陣は今季も頼もしい。