広島1位栗林「誰が来ても100%」史上初偉業挑む

プロ野球広島ナイター練習 キャッチボールをする栗林(撮影・加藤孝規)

新守護神の広島ドラフト1位栗林良吏投手(24=トヨタ自動車)が、球団史上初の新人開幕戦セーブへ挑む。

24日、マツダスタジアムで初めてのナイター練習に参加。地元愛知で幼少からファンだった中日との26日からの開幕カード(マツダスタジアム)へ向け、ブルペン入りして調整した。実戦7試合で無失点と抜群の安定感を誇る右腕が、シーズンインの戦いに備える。   

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日が沈んでいくマツダスタジアムで、栗林がライトを浴びながら、懸命に腕を振った。キャッチボールや投内連係を行い、ブルペンで調整。プロ入り後初めてのナイター練習を終えた右腕は「開幕戦がナイターですし、そういう意味で緊張感もあってためになった練習ができたかなと思います」と充実の表情で振り返った。

03年永川(現1軍投手コーチ)以来の開幕守護神として、いよいよプロ1年目のシーズンを迎える。実戦では7試合連続で無失点と抜群の安定感を誇り、文句なしで大役を託された。右腕は「1年間1軍」を目標に掲げた上で「永川さんが1年目で25セーブしているというのは分かっているので、まずはそこにしっかり並べられるくらいにはいきたい」と意欲十分だ。

地元愛知で24年間育ってきた栗林にとって、幼少からファンだった中日と開幕カードで当たるのも縁を感じる。「うれしいことです。マツダスタジアムなので、カープファンの皆さんが笑顔で帰ってもらえるように、中日に3戦全部勝てるように頑張っていきたい」と気合。中でも憧れだった福留と勝負どころで対戦する可能性も高い。「勝負を楽しめるほど余裕はないですけど、誰が来ても100%、120%の力を出してしっかり抑えていきたい」と力を込めた。

春季キャンプ終了後の3月からは寮を出て、料理関係の資格を持つ沙耶夫人(24)と2人暮らしをスタートさせた。「自分が頑張れば頑張るほど、奥さんも喜んでくれると思う。結果が出なかったら、家庭的にも苦しくなる。そういう意味で自分はまずはしっかり野球をやって、2人で成長していけたらいいなと思います」。最高のバックアップを受けながら、二人三脚でシーズンを戦い抜く覚悟だ。【古財稜明】