広島大瀬良大地投手(29)が26日、82~84年北別府以来となる3年連続開幕戦勝利投手を目指す。マツダスタジアムで行われた全体練習で最終調整を行った。昨年9月に受けた右肘のクリーニング手術から復帰し、練習試合を含めた実戦で18回連続無失点と順調な仕上がり。就任2年目となる佐々岡真司監督からの信頼に応えるべく、チームを勝利に導く投球を誓った。
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開幕を翌日に控えても、大瀬良は落ち着いていた。3年連続の大役に、不安や緊張はない。ほどよい高揚感に包まれている。大先輩の北別府氏が記録して以来、球団史上2人目となる3年連続開幕戦勝利を目指す。
「とにかくチームが勝つことを一番に考えて投げたいと思います。その結果として、そういう形(3年連続開幕星)になればいいなと思いますけど、とにかくチームが勝つことを最優先に考えてやりたい」
昨年12月上旬から、この日に合わせてきた。順調に回復するという条件付きながら、前年よりも早い開幕指名を受けた。佐々岡監督は「もちろんケガの回復具合は気になったけど、大地がエース。大地にはチームを引っ張ってもらいたい」と右肘クリーニング手術明けにも迷いがなかった。現役時代にエースとしてチームを背負った指揮官の思い、期待の表れだった。
リハビリは順調すぎるくらいに進み、キャンプ初日からブルペン入り。1軍合流時には万全の状態となった。減量と筋肉量アップでしなりが加わったフォームで球質が向上した。実戦は18回連続無失点。「みんなに納得してもらう形で開幕のマウンドに上がりたいと思っていた。まだ状態は上がっていけるかなという気持ちがあるので、しっかりといい形でシーズン通して投げられるようにしたい」。まだ進化の途中にある。
ユニホームには「C」マークが加わった。開幕投手とともに託された投手主将に「やっぱりすごく重みのあるマークですし、何とか引っ張っていけるようにしたい」と表情を引き締める。言動も変わったが、何よりチームを鼓舞するのはマウンドでの姿。「しっかり活躍することで支えてくれた皆さんに恩返しができればいい。チームとしてはリーグ優勝、日本一に向けて頑張っていきたい」。21年、佐々岡広島に勢いをつける投球を誓い、本拠地のマウンドに上がる。【前原淳】