阪神藤浪「どれだけ四球を出しても」粘った103球

ヤクルト対阪神 5回裏、渋い表情を浮かべる藤浪(撮影・加藤哉)

<ヤクルト3-4阪神>◇26日◇神宮

阪神藤浪晋太郎投手(26)は自身初の開幕投手で5回2失点と粘投し、チームの21年初勝利を呼び込んだ。

103球で5安打5四球2暴投。5回はフォームの崩れから制球を乱し、1死満塁から痛恨の暴投で再び同点とされた。試合後は「ああいうところを抑えての長いイニングをカード頭は求められる」と反省。それでも逆転は許さず救援陣につなぎ「それが一番」と勝利に笑顔を見せた。

プロ9年目で初の大役。「もっと緊張したり、入りにくさがあるかと思ったけど、意外とすんなり入れた。去年のリリーフ時の方がもっとテンパっていました」。2回に1失点した後、ともに味方失策から1死一、三塁とされた3、4回は無失点で耐えた。「どれだけ不細工でも、どれだけ四球を出しても、勝ちたい」。開幕直前に語った決意をマウンドで体現した。

矢野監督は「本当にそんな投球で…。言葉通りというか、どんな形であれ、つなぐという気持ちで投げてくれた」と評価した上で「次はあいつ自身が勝たせる投球をしてくれたら、すごくうれしい」と続けた。「若い世代で引っ張っていければ」と自覚たっぷりの背番号19。復活ロードを走り抜いた先に、16年ぶりのV奪回がある。【佐井陽介】

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