社会人野球のロキテクノ富山は2日、昨季まで中日でプレーした石川駿内野手（30）が選手兼コーチ補佐として入団したことを発表した。石川は北大津（滋賀）から明大、JX－ENEOS（現ENEOS）をへて、14年ドラフト4位で中日に入団。31試合に出場して41打数10安打、打率2割4分4厘、1本塁打で、昨年11月、戦力外になっていた。

同チームは今季から元阪神などの藤田太陽監督（41）が就任して全国優勝を狙う。石川は戦力として期待され、指導にもあたる。背番号は99。「けがに苦しんだ自身の野球経験を踏まえ、チームの一員として選手たちと一緒に、また野球ができることになり大変うれしく思っています。チームメンバーと心を1つにし、都市対抗優勝に向け自分のすべてをこのチームに伝えていきます」とコメントした。同チームの元アドバイザーで中日与田剛監督（55）も「私も携わったチームに石川が入団することになり、ひとかたならぬご縁を感じています。ドラゴンズでの経験を生かし、新天地で能力を存分に発揮することを期待しています」とエールを寄せた。