DeNA三浦監督「早く勝ち試合を見せられるよう」

DeNA対広島 敗戦しうつむくDeNA三浦監督(撮影・鈴木正人)

<DeNA3-7広島>◇3日◇横浜

DeNA三浦大輔監督が、新人監督としては2リーグ制後のワーストタイとなる開幕6連敗を喫した。「結果としてしっかり受け止める。早く勝ち試合を見せられるようにやっていくだけ」。先発京山は3本塁打を浴び5回6失点。通算172勝の経験から「点の取られ方が、流れを止める取られ方」と、5年目右腕に避けるべき失点と指摘した。

2回裏に先制も、続く3回表に京山がソロ2発を浴び逆転された。「先制した次の回は流れを持ってくるところ。流れを大事にしないと」と鉄則を説いた。5回は2死無走者から4失点。6番坂倉に献上した満塁弾は直前の5番松山への四球が伏線となっていた。「四球の後は投手心理として(投球コースが)中に中に、なってしまう」。ただでさえ「2死無走者からの失点」は攻撃へのリズムを悪くする。四球後なら、さらに注意を払う場面だった。

外国人投手はロメロが来日もコロナ陽性判定、エスコバーはいまだ来日していない。三浦監督は、京山に「もう一皮も二皮もむけてもらわないと」と今後も先発で成長を促す。名将・三原監督の大洋(現DeNA)監督就任1年目は、開幕6連敗から日本一となった。連敗転じて“吉兆”とできるか。「記事では見たことがある」指揮官が「三浦マジック」で再現を期す。【斎藤直樹】

▼DeNAの開幕6連敗は59、60、99、09年に次いで5度目の球団ワーストタイ。新人監督の開幕6連敗以上は1リーグ時代の36年春から同年秋にかけて1分けを挟んで14連敗した伊藤監督(大東京)02年に6連敗の石毛監督(オリックス)に次いで3人目。三浦監督の開幕6連敗は、2リーグ制後では石毛監督に並びワーストタイとなった。

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