阪神佐藤輝明ベンチは「全てのこと考えて」矢野監督

阪神対中日 6回裏阪神2死満塁、代打佐藤輝は右飛を放つ。投手は鈴木(撮影・加藤哉)

<阪神3-1中日>◇4日◇京セラドーム

阪神佐藤輝明内野手(22)が開幕9戦目で初めてスタメンを外れた。1点を勝ち越した6回、なお2死満塁の好機に初の代打で出場。カウント2-2から鈴木博の148キロ内角球を強振したが右飛に倒れた。開幕3カード連続弾なら、新人では2リーグ制後初だったが、快挙はならなかった。

矢野監督はベンチスタートについてコンディションが原因かと問われ「それは関係ないです」とコメント。「佐藤輝のことももちろん考えているし、チーム全体のことを考える立場。陽川だって調子いい。全てのことを考えて決めています」と総合的な判断とした。

佐藤輝は開幕から2カード連続本塁打を記録したが、打率は1割2分9厘。31打数で半分以上の16三振と壁にぶち当たった感がある。スタメン落ちは蓄積疲労、陽川の好調、相手投手が左腕小笠原だったことなど、さまざまな理由を考慮したものとみられる。5日のオフをはさんで体調を整えられるか。6日からの巨人戦での起用も注目される。

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