本紙担当記者が偏見+愛情?でパ・リーグ週間MVP

ソフトバンク対西武 2回表西武1死、呉念庭は先制の本塁打放ちベンチ前でポーズを決める(2021年4月4日撮影)

開幕から3カードが終了し、セ・リーグは阪神、パ・リーグは西武が首位に立っています。好調のチームにも、苦しい戦いをしいられたチームにも、それぞれに光るプレーをした選手たちがいました。本紙の12球団担当記者が独断と偏見+愛情? で選んだ先週の週間MVPを紹介します。パ・リーグ編です。

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【西武・呉念庭内野手(27)】

勢いが止まらない。1軍昇格から2本塁打を含む4試合連続打点でリーグ2位タイの9打点をマーク。栗山、山川のけがによる登録抹消を受け、日本ハム戦(3月31日)で昇格即スタメンにプロ初本塁打で応えた。ソフトバンク戦でも衰えるどころか増すばかりで、打率4割6分2厘、得点圏打率5割7分1厘と驚異的数字を残す。何よりも、呉が打つとベンチもスタンドも、みんなうれしそう。6年目での成長に辻監督も「頼りになる」と目尻を下げる。人徳も含めて文句なしのMVPだ。

 

【楽天・茂木栄五郎内野手(27)】

開幕から4番浅村の後ろの5番を担い、ポイントゲッターとして躍動。3月30日~4月4日の6試合で17打数7安打、打率4割1分2厘、2本塁打8打点と絶好調でチームの開幕から3カード連続勝ち越しに貢献した。3日オリックス戦では4番浅村と同じく4打席全てで四球。相手のマークも厳しくなっている。昨季キャプテンに就任。主将2年目もバットでチームを引っ張る。

 

【ソフトバンク・柳田悠岐(32)】

チーム打率が2割1分6厘でリーグワーストの中、3、4日の西武戦で2戦連発。5連敗中に主砲が孤軍奮闘した。凡退後にベンチで感情をあらわにすることもありつつ、復調気配。打率は2割3分5厘と物足りないが、平石打撃コーチは「足をけがしていたから開幕に照準を合わせていた。体力的に落ちる時は必ずある。(これから)時間をかけて追い込んでいけば戻ってくる。今は慌てることはない」と分析した。

 

【オリックス・山本由伸(22)】

4月1日ソフトバンク戦(京セラドーム大阪)で今季初勝利を今季初完封で飾った。4年連続日本一の鷹打線を9回2安打無失点。中5日の登板で121球。最速156キロの直球を軸に、8回まで毎回の13奪三振。「カウントを追い込んだら空振りを狙った」と先発全員から三振を奪う快投を見せた。

 

【ロッテ・中村奨吾(28)】

打線が湿って開幕5連敗を喫する中、唯一安打を量産した。その後3連勝でチームが盛り返しても好調は続き、5日時点での打率4割3分3厘はリーグトップだ。連敗を5で止めた1日の楽天戦(ZOZOマリン)では、先発本前が不安定な中、2回2死で8球粘って貴重な四球をもぎ取り、安田の勝ち越し3点適時打につなげた。今季はキャプテンに就任。二塁守備でも併殺完成に絡む機会が増えた。「3番二塁」としてチームの柱になりつつある。

 

【日本ハム・伊藤大海(23)】

本拠地移転後、初の道産子ドラフト1位伊藤が、デビュー戦の3月31日西武戦で6回4安打1失点と“山賊狩り”に成功。勝利には〓(繋の車の下に凵)がらなかったが、札幌ドームに詰め掛けたファンを沸かせた。チームは開幕からまだ1勝と、スタートダッシュに失敗。数少ない明るい話題となった。