中日福田決意の新フォーム「こんなチャンスない」ビシエドに代わり1軍昇格

フリー打撃練習をする福田永将(撮影・森本幸一)=2021年1月22日、中日ドラゴンズ屋内練習場

中日福田永将内野手(32)が新打撃フォームでビシエドの穴を埋める。コンディション不良で抹消された主砲に代わり8日に1軍昇格した福田は9日、バンテリンドームでの練習後に「チームとしてはビシエドが抜けるのは一番痛いが、こんなチャンスはないのでアピールしたい」と強い決意を示した。

昨年10月に左肩を脱臼し、キャンプは2軍調整。3月下旬、「いい機会」と自ら打撃フォーム改造に着手した。バットの構えを寝かせるフォームに変え、打球速度も上がった。8日のDeNA戦で4番一塁で出場し4打数無安打に終わった。だが、フォーム改造からわずか1週間の2軍戦で満塁弾を放つなど状態は上向き。「結果も出だしていいところで上げてもらったと思う。ぼくの長所はホームラン。そこは継続してやっていきたい」と前を向く。

開幕戦でビシエドが本塁打を打って以来、チームは11試合ノーアーチ。そのビシエドが抜け、長打力不足は深刻だ。与田監督は「流れを変える効果的な本塁打が出ていないのは厳しい。当然、そういう期待をもってこれから使っていきます」と福田のアーチに期待を寄せた。

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