中日借金3 与田監督「粘りが出たのは良かった」攻撃型打線不発

巨人対中日 3回裏、中日先発の勝野(手前)が立て続けに安打を許しベンチで渋い表情の与田監督(右から2人目)(撮影・垰建太)

<巨人5-1中日>◇14日◇東京ドーム

中日が巨人に連敗を喫し、借金が今季最多の3に膨らんだ。球界現役最年長の福留を「2番・右翼」に起用する攻撃型打線を組んだが、先発勝野が誤算。3回に打者10人5失点と炎上し、4回で降板した。9回にA・マルティネスの1号ソロからの2安打で完封目前の畠をKO。守護神デラロサを引っ張り出すのが精いっぱいだった。

打線改造について与田剛監督は「攻撃を厚めにしようと。(福留は)四球も含めて出塁するという期待、長打もそう。いろいろ動いていかないと」と説明。9回の畠攻略には「ちょっとした粘りが出たのは良かった」と話した。

中日では00年9月21日、横浜戦(横浜)以来の2番スタメン出場した福留は4打数無安打と不発。福留は「任せてもらったところで、頑張るだけ。我慢して全員で戦っていくしかない」と前を向いた。

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▽中日石橋(5回から今季初マスクで9回に初安打) 自分が要求したところに鈴木さん、橋本さんが素晴らしい球を投げてくれました。(安打は)落ちついて、やるべきことをやろうと打席に入り、それができたと思います。

▽中日福留(中日では00年9月21日横浜戦以来の2番先発出場も4打数無安打) 任せてもらったところで、頑張るだけ。我慢して全員で戦っていくしかない。

▽中日A・マルティネス(9回に完封負けを阻止する1号ソロ) 難しい球には手を出さないようにして、甘い球を狙っていた。しっかり捉えることができたね。

▽中日パウエル打撃コーチ(打線の状態について) (畠のカットボールに)前へ体が突っ込む選手が多かった。シーズンはまだ始まったばかり。選手個々がもっと自信を持って打席に入ってもらいたい。

▽中日鈴木(2番手で2回無安打無失点) テンポを意識して、いい流れを持ってこられるように投げた。内容も良かったと思う。

▽中日阿波野投手コーチ(勝野の投球内容について) 立ち上がりは良かったが、勝負どころで投げきれない部分が出た。