阪神6連勝で貯金10 藤浪晋太郎7回途中0封に甲子園初アーチ

阪神対ヤクルト 5回裏阪神2死二塁、藤浪は左越え2点本塁打を放ち気合の入った表情を見せながらベンチのナインとエアタッチする(撮影・加藤哉)

<阪神2-0ヤクルト>◇16日◇甲子園

阪神が6連勝で貯金を早くも2ケタ10とした。

藤浪晋太郎投手(27)とヤクルト石川雅規投手(41)との投げ合いで中盤まで試合が動かなかったが、5回2死二塁から投手の藤浪がプロ通算3本目、甲子園では初となる2ランを放って先制。3戦連続本塁打が注目されたルーキー佐藤輝は不発だったが、思わぬ“伏兵”がスタンドを沸かせた。藤浪は6回途中に降板したが、救援した小林がピンチをしのぎ、その後も岩崎ら投手をつなぎ、最後は守護神スアレスで逃げ切った。

阪神は19年9月以来の3試合連続完封勝利。6連勝も昨年10月以来で、矢野監督体制では最長タイだ。また、4月中に貯金2ケタは08年以来3度目。開幕から絶好調の阪神が、3連勝と上向きのヤクルトを寄せ付けなかった。