楽天岡島が適時打でマー君援護「田中さんにも1つでも多く勝ってもらって」

楽天対西武 1回裏楽天2死一、二塁、右前に適時打を放つ岡島(撮影・菅敏)

<楽天2-1西武>◇24日◇楽天生命パーク

10年目の楽天岡島豪郎外野手(31)が24日、楽天生命パークでの西武5回戦に「6番左翼」でフル出場。1点リードの1回2死一、二塁で6試合連続安打となる右前適時打を放ち、今季本拠地初登板に臨んだ田中将を援護した。13年はシーズン途中から「1番右翼」に定着し、球団創設初の日本一に。日本一を知る背番号27が、8年ぶり日本一の導き手となる。

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岡島が序盤の好機で援護点を挙げた。1点リードの1回2死一、二塁。西武先発本田が2ストライクから投じた4球目。真ん中低めに来た128キロのチェンジアップをすくい上げた。二走浅村は打った瞬間にスタート。打球が右前で弾むと迷うことなく本塁に進塁し、そのまま生還した。岡島は「何とか食らいついていきました。打てて良かったです」と、一塁上で喜びをかみしめた。

この日は、8年前の日本一にエースとして貢献した田中将が、楽天復帰後2戦目で本拠地初登板。今季初勝利とNPB通算100勝を懸けた1戦だった。「個人としても素直にうれしかったですし、(田中将が)100勝することに関して、少しでも貢献できたというのは本当によかったと思います」。9回2死は最後のアウトとなる遊飛のカバーへ。捕球を見届けるとマウンドに向かい、勝利の喜びを分かち合った。

岡島は13年7月から「1番右翼」に定着。規定打席未到達ながら打率3割2分3厘で打線を引っ張った。日本一の瞬間は右翼から歓喜を見届け「全身、鳥肌が立ったのを覚えています」と鮮明に記憶している。その後、16~18年は100試合以上に出場したが、19年は左肩の故障が影響し同年未出場。昨年は35試合の出場だった。

今季は開幕2軍も10日に今季1軍初昇格。16日からは出場した6試合で連続安打を放ち、21日のソフトバンク戦では18年以来の本塁打と調子も上がってきた。「まだまだ先も長いし、田中さんも投げる機会はあると思うので、田中さんにも1つでも多く勝ってもらって、チーム全体として日本一に向かっていきたい」。この日のスタメン10人で日本一を知るのは岡島、島内、田中将の3人。13年の主力メンバーがチームに刺激を与え、再び歓喜をもたらしてみせる。【相沢孔志】