森下“二刀流”3勝目&2安打1打点「流れに乗っちゃえ」広島3連勝貯金1

広島対DeNA 広島先発の森下(撮影・加藤孝規)

<広島10-1DeNA>◇27日◇マツダスタジアム

広島森下暢仁投手(23)がエンゼルス大谷ばりの“二刀流”で奮闘して3勝目を手にした。投げては8回3安打1失点で7三振を奪い、打っては2安打1打点。失点は4回に佐野に浴びた1発だけという圧倒的な内容でDeNAをねじ伏せた。打線は先発全員安打で10得点と大量援護した。昨季の新人王が9連戦の初戦に投打で活躍し、チームを3連勝と8日ぶりの貯金1に導いた。

    ◇    ◇    ◇

地球を明るく照らす満月の下で森下が、大谷をほうふつとさせる二刀流で勝利をもぎ取った。自身初の2連敗で迎えた本拠地のマウンド。「連敗していたので、勝とうと思ってマウンドに上がりました」。8回3安打1失点。3試合ぶりの勝ち星を手にし、お立ち台では満面の笑みがこぼれた。

「チームも良い流れに乗っていた中で、自分のマウンドが来た。もう『流れに乗っちゃえ!』と思って、いきました」

本職では立ち上がりから持ち味を存分に発揮した。初回は3者凡退。2回は2死から中前打、死球でピンチを招くも、試合前ま得点圏での被打率0割9分1厘という驚異の勝負強さをみせつけ、戸柱を三邪飛に。4回には明大の3学年先輩の佐野に1発こそ許したが、3者凡退を5回記録するなど相手を寄せ付けなかった。

「9番打者」としても存在感は抜群だった。2回2死一塁から大貫の直球を捉え左前へ。打線が爆発した3回2死一、二塁のチャンスでは中前に転がし、タイムリーも記録した。午前中に「リアル二刀流」で活躍した大谷の試合を「少し見た」という右腕は、「比べないでください」とニヤリ。「たまたまバットに当たったので」と謙遜したが、大分商時代には3番を任されるなど、非凡な打撃センスをみせつけた。

月光パワーの御利益も受けた。「月がきれいだね」。試合前夜には、羽月とともに、選手寮の屋上で満ちていく月を見たという。「明日一緒に頑張ろうね、と言って寝たので、打ってくれて本当によかったです」。その羽月から3安打3打点の援護をもらい、試合後はベンチ裏で「月のおかげだな」と健闘をたたえ合った。

試合当日はちょうど満月。4月の満月は「ピンクムーン」の異名を持ち、願い事がかなうといわれている。月も味方につけたのか、最高の形で3連勝をもぎ取った。【古財稜明】

▽広島佐々岡監督(森下について)「2連敗中というところで、しっかり調整して今日を迎えたと思う。週の頭、カード頭でしっかりと投げきってくれた」

▽広島中村奨(9回2死からの飛球で失策を犯し、試合後に特守を受けた)「ふがいないことをしてしまった。(ナイター試合での左翼守備は)初めてだったけど、これを機にこういうことがないようにしたい」

広島ニュース一覧はこちら―>