九産大、有言実行で春季リーグ7連覇「ずっと言い続けてきた」監督

九共大対九産大 2番手として登板した九産大の渡辺翔太は優勝を決め池間大智捕手(手前)と抱き合って喜ぶ(撮影・梅根麻紀)

<福岡6大学野球:九産大4-1九共大>◇第6週◇17日◇福工大

九産大が九共大に2連勝し、逆転で春季リーグ7連覇(新型コロナウイルス感染拡大で中止の昨春を除く)を達成した。勝ち点4で並び、勝率で上回った。

投げては、大学初先発の最速149キロ右腕、楠本宏武投手(2年=鎮西学院)が5回6安打1失点(自責0)で試合をつくり、6回から今季5勝の渡辺翔太投手(3年=北九州)が4回2安打無失点で締めた。

打っては、1回に押し出し四球で先制した流れを渡さず。3回2死三塁から6番・山下馨矢外野手(3年=鹿児島実)の左中間適時二塁打や、7回のスクイズなどで4得点。投打にかみ合いライバルを圧倒した。

試合後、球場外で5回胴上げで宙を舞った大久保哲也監督(58)は「ずっと7連覇と言い続けてきた。選手全員がベクトルを合わせ、よう頑張ってくれた」と、春秋通算43回目の優勝を喜んだ。