ヤクルト中村、走者近本なら投げるべきではなかった/真弓明信氏ライブ評論

阪神対ヤクルト 6回裏阪神1死一、三塁、近本は二盗を決め、送球がそれる間に三走山本が生還し追加点が入る(撮影・上山淳一)

<阪神3ー1ヤクルト>◇19日◇甲子園

阪神元監督で日刊スポーツ評論家の真弓明信氏(67)が阪神ヤクルト9回戦のライブ評論しています。

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-近本が5回に先制ソロ、7回にも2点目のタイムリーと好調だ

真弓氏 カーブを引っ張って一、二塁間を破った。不調だった開幕当初は、大事にセンター方向に打とうとして、遊ゴロになっていただろう。体が泳がされるような球に対し、ヘッドを返さずにうまく打とうとすると、打球は弱くなる。しっかりとヘッドを返すことで、強い打球が打てる。近本は吹っ切れて、一、二塁間への引っ張りの打球が打てるようになってから、ヒットが増えた。次の中野の打席で、近本が盗塁をしかけたが、ヤクルトの捕手中村は二塁に投げるべきではなかった。遊撃のベースカバーを遅れていたし、走者が近本であることを考えれば、痛いミスだ。