甲南大51季ぶりV王手「思い切り意識して」谷口監督、大体大は脱落

大体大対甲南大 6回裏甲南大無死一塁、右越えの適時二塁打を放ち塁上でガッツポーズをみせる塩崎(撮影・清水貴仁)

<阪神大学野球:甲南大3-1大体大>◇22日◇南港中央◇第7節1回戦

甲南大が、優勝を争う大体大に競り勝ち、51季ぶりのリーグ制覇に王手をかけた。4回に大体大の守備のミスで1点を先制し、6回には4番・塩崎優内野手(2年=九州国際大付)の適時打と暴投で2点を追加。大体大に何度も得点圏に走者を進められながら、継投で反撃をしのいだ。

谷口純司監督は「点差以上にしんどい試合でした。プレッシャーかもしれません」と苦笑。ただ「選手たちには『思いきり優勝を意識してやればいい。そのチャンスがあるんだから、楽しんでやろう』と話しています。上級生がいい雰囲気をつくってくれている。ベンチでもすごく声が出ている」と、チームの盛り上がりに手応えを感じている。

23日の大体大戦に引き分け以上で、負けた場合でも同日に天理大が敗れれば優勝が決まる。

大体大は力投する杉本壮志投手(3年=日本航空石川)を援護できず。負けられない試合を落とし、優勝争いから脱落した。