<東京6大学野球フレッシュトーナメント:明大3-1早大>◇3・4位決定戦◇3日◇神宮
敗れはしたが、早大・中村将希内野手(2年=鳥栖)には確かな手応えが残った。公式戦初となる1試合4安打。「安打数は考えず、試合中は自分の仕事をしようと。後ろにつなぐことを考えました」と2番打者に徹した。
5月31日の慶大戦は1安打。1日の東大戦は3ランを含む2安打。好調の要因を問われると「神宮でプレーするのは生まれて初めてでしたが、やって来たことは誰にも負けないと思うと、自然と自信が出ました」と胸を張った。夜は、ほぼ毎日、室内で打ち込む。置きティーを1箱150球ほど。量よりも質を重視し、1球1球じっくり時間をかける。
エースの言葉が支えになった。2週間ほど前、たまたま徳山壮磨投手(4年=大阪桐蔭)と話した。「徳山さんでも緊張するんですか?」「誰だってするよ。でも、緊張しても、その場に立ったときに後悔しないだけの取り組みをすれば、結果は絶対出る。過程が大事だよ」。ポジションは違っても、これ以上ないお手本だった。
佐賀・基山町出身。早稲田で野球がやりたくて、上京した。「技術も実績もない選手です。周りより練習しないと負けてしまう。きつい日もあるけど、1日、練習をやらなかったら、大事な場面で、そのことが出るんじゃないかと思うと怖いです」と真顔で言った。今夜もバットを持って、室内へ向かう。