オリックス山本由伸7回1失点「納得いかない部分も。これを最低ラインに」

中日対オリックス ヒーローインタビューを終え5勝目でポーズを決める山本(撮影・森本幸一)

<日本生命セ・パ交流戦:中日1-2オリックス>◇4日◇バンテリンドーム

オリックス山本由伸投手が、7回4安打1失点で今季5勝目をマークした。この日の最速は156キロ。104球の力投で9三振を奪うも「納得いかない部分もあった。これを合格最低ラインぐらいに、調子をあげていきたい」と高みを目指す。

6回に中日福田に1発を浴びて、1失点。7回2死三塁で代打福留を迎えた。44歳の巧打者をカウント2-2からの5球目、129キロのカーブで見逃し三振。マウンドを降りてからグラブをポンとたたき、謙虚に喜びを表現した。

5勝は宮城と並んでチームトップ。78奪三振、防御率2・29はリーグトップで「もう負けがつかないように投げようと思っている」と語気を強めた。今夏の東京オリンピック(五輪)でも、主戦投手としての活躍が期待される。「(中日の)大野さんは日本を代表する投手。投げ合えるのは、とても楽しみでしたし、すごく興奮しました」と見事に投手戦を制した。

▽オリックス杉本(初回無死満塁で先制の2点適時打)「最低限の仕事をしようと思ってました。1、2、3(番)が塁に出てチャンスを作ってくれていたので、なんとかランナーをかえせてよかったです」