楽天マー君1カ月ぶり3勝目ならず 広島宇草、林に被弾し3失点で降板

広島対楽天 6回裏広島無死、林に右越え本塁打を打たれた田中将(撮影・加藤孝規)

<日本生命セ・パ交流戦:広島3-7楽天>◇5日◇マツダスタジアム

楽天田中将大投手(32)が6回90球8安打3失点で降板し、自身5試合ぶりの白星を逃した。

1点を先制してもらった直後の1回。広島先頭菊池涼、小園に連打を浴び、坂倉の中犠飛で追いつかれる。2回も先頭宇草に真ん中高めに甘く入った初球142キロ直球をバックスクリーン左へ運ばれ、勝ち越しソロを被弾。3回にも2安打、4回にも1安打を打たれるが、得点は与えない。

味方の援護なく迎えた6回。先頭林に外角を狙うも真ん中高めへ浮いた143キロ直球を右翼席へ放り込まれ、点差を2点に広げられる。その後も四球と安打で1死一、二塁としたが、後続を断ち切った。

7回の攻撃で代打村林を送られ降板。4戦連続のクオリティースタート(6回以上自責3以内)を達成も、5月1日ロッテ戦以来、自身1カ月ぶりの3勝目とはならなかった。それでも7回に打線が2点差を追いつき、黒星は消えた。