天理大・井奥勘太8回4安打0封「打者が嫌がる角度を大事に」技巧派独壇場

石巻専大対天理大 力投する天理大先発の井奥(撮影・野上伸悟)

<全日本大学選手権:天理大7-0石巻専大>◇7日◇1回戦◇神宮

大商大(関西6大学)が11安打6得点で東亜大(中国地区)に快勝だ。天理大(阪神)は10安打7得点で8回コールド勝ちし、先発の井奥勘太投手(4年=立正大淞南)が8回無失点の好投で貢献した。関西勢2チームが好発進で2回戦に進んだ。昨年は新型コロナウイルスの影響で初の中止だった。

   ◇   ◇   ◇

天理大プロ注目の左腕エース井奥が8回を散発4安打無失点と快投した。1回2死一、三塁の窮地を速球で遊ゴロに詰まらせて脱した。2回以降はチェンジアップやカーブで間合いを外して7奪三振。「角度のある速球に一番自信を持っている。打者が嫌がる角度を大事にしています」。140キロ前後の速球でもキレがあり、初の神宮は技巧派の独壇場だった。