ヤクルト石川雅規、交流戦史上最多タイ26勝目「毎試合毎試合必死なので」

ソフトバンク対ヤクルト 3勝目を挙げ、ガッツポーズするヤクルト石川(撮影・梅根麻紀)

<日本生命セ・パ交流戦:ソフトバンク0-1ヤクルト>◇11日◇ペイペイドーム

ヤクルト石川雅規投手が、交流戦史上最多タイの26勝目を挙げた。

前回登板となった4日西武戦(神宮)では、大卒投手初の入団から20年連続勝利を達成。勢いのまま、直球と変化急の緩急を駆使し、コーナーを突く丁寧な投球。6安打を浴びるも、すべて単打にとどめ、6回無失点。新たな記録を呼び込んだ。「数多くのチャンスをいただいているなという思いがある。きょうもチャンスを頂いて投げた。それが26勝になったのはうれしい」と喜んだ。

41歳で迎えた今季は開幕2軍スタートだったものの、交流戦で2勝。少ない機会をものにした。「毎試合毎試合必死なので。自分自身の立場は分かっているので、1試合1試合が大事になってくる。与えられた、そして任せられたゲームはチームに勝ちを運べるようなピッチングをしていくだけ」と、どんなときも目の前の結果に集中していく。