<日本生命セ・パ交流戦:ソフトバンク2-4ヤクルト>◇12日◇ペイペイドーム
ソフトバンクが逆転負け。交流戦は5勝8敗4分けとなり、1試合を残して12年以来9年ぶりの負け越しが決まった。2位につけるリーグ戦でも3位オリックスに1ゲーム差に迫られた。試合後の工藤公康監督(58)の一問一答は以下の通り。
-マルティネスは7回2失点と粘った
工藤監督 ボールも悪くなかったですよ。打たれたのはホームランとかでありましたけど、まあ打たれないピッチャーはいないです。失投をしないピッチャーもいない。打たれることもあります。
-好投を続けていた板東が決勝2ランを献上
工藤監督 まあ、あそこのホームランは防げますね。その前に(山田は)外の球をホームランにしているので、次はバッターからすると「インサイドに来るだろう」という予測ぐらいはたちます。その前(本塁打になったボールの1球前)も来たわけですから。あの1球で良かった。2球(インサイドに)行く必要はなかったんじゃないかと思います。ただ、拓也(捕手の甲斐)からしたら、もう1球確実に見せてから、外に行きたかったっていう思いはあると思いますよ。
-うまく山田にさばかれた
工藤監督 元々インサイドはうまいバッター。多分拓也はボール球のサインだったのかなという風に感じてます。あそこでストライクで勝負にいくっていうことは多分考えてなかったと思います。
-7回の攻撃は松田のバント失敗などで無得点
工藤監督 ミスはあるし、くよくよしていてもしょうがない。ミスが出たなら自分で取り戻せということ。ミスを取り戻せないようじゃだめだと思います。それは次の日じゃだめ。その日に打席があるなら、なんとしてでも塁に出るっていう強い覚悟で望まないといけない。
-スリーバントを選んだのは何としても一塁走者を二塁に進めたかった
工藤監督 そうです。なんとしてもです。ヘッド(小久保ヘッドコーチ)と話して、進めたらこうして、ということも考えていた。
-犠打のうまい今宮がベンチにいた
工藤監督 松田に代えて代打バントっていうのは考えていなかった。理由はこの間(10日広島戦で)成功してるから。あれが失敗していれば考えてました。次は考えます。
-交流戦は負け越しが決まった
工藤監督 明日で交流戦も終わるので、いい形で終わることの方が、交流戦明けからも気持ちよくできる。結果はここまで出ているので、明日全力でやるしかないと思います。