佐藤輝明のマイペースにうなった 権藤博氏「全くスイングが変わらない」

日本ハム対阪神 5回表阪神1死一、三塁、佐藤輝は右翼線に適時二塁打を放つ(2021年6月9日撮影)

権藤さんも虎の強さを認めた! 98年横浜の日本一監督で日刊スポーツ評論家の権藤博氏(82)が、交流戦6連勝締めでセ界首位を独走する阪神の戦いを高評価。2位との7ゲーム差は逆転が難しい強力なアドバンテージとし、阪神の優勝確率が極めて高いと分析した。辛口で知られる権藤氏だが、現状では不安や課題も見あたらないとして、逃げ切り濃厚を強調した。

権藤氏は阪神の首位快走に佐藤輝の活躍が不可欠と評価した。「打線強化に佐藤の刺激は大きい。2月のキャンプでスイングを見た時から、20~30年の逸材と言ってきたけど、まさかこれだけの本塁打を打つとはね」。初の1試合4三振を喫した8日の日本ハム戦を見た際には、日刊スポーツでやや辛口評論。「でも翌日、2安打2打点でしょ? 攻められて三振もするけど、全くスイングが変わらない。投手は振られるのが一番いやで本塁打が怖い。佐藤の“マイペース”はスゴい」とうなっていた。