広島追い上げムード消えた9回拙攻 つぎは4番なのに右腕グルグル突入指示

広島対中日 9回裏広島2死一、二塁、小園の左前打で二走の松山竜平が本塁で憤死、試合終了。捕手は木下拓(撮影・加藤孝規)

<広島3-6中日>◇25日◇マツダスタジアム

広島の追い上げムードが、一瞬にして消え去った。3点を追う9回。1死から代打松山、2死から野間がヒットで出塁。2死一、二塁のチャンスで小園が左前打をマーク。2死満塁で4番林を迎える…はずだった。しかし、小園の一打で三塁コーチャー広瀬外野守備走塁コーチが、二塁走者の松山に対してすかさず右腕をグルグルと回し、本塁突入を指示。左翼の中日根尾の本塁への好返球もあり、ホームベース手前でタッチアウトで試合終了。本拠地がため息に包まれた。

チームは今季3度目の5連敗を喫し、17日以来の最下位に転落。借金は今季ワーストを更新する16まで膨らんだ。

▽広瀬外野守備走塁コーチ(報道陣の問いかけに) 僕の責任です。