<オリックス5-5ロッテ>◇29日◇京セラドーム大阪
オリックスが、連発ラオウ弾で首位を守った。5点差を追いかけた4回、杉本裕太郎外野手(30)が左翼5階席へ16号ソロ。4点差の6回2死一塁ではバックスクリーンに2打席連続の17号2ランをたたき込んだ。4番の豪弾に勢いづいた打線は7回にロッテ・ハーマンをつかまえ、引き分けに持ち込んだ。
「ぼくがホームラン打った試合でそんなに勝てた記憶がないんで、次は自分が打って勝てるように頑張りたいです」。楽天も引き分け首位を譲らなかったとはいえ、杉本はまず勝てなかったことを悔やんだ。ただ、驚異のロッテキラーぶりを見せつけた2発だ。
ロッテ戦のマルチ本塁打はこれで今季3度目。ロッテ戦でシーズン10本は、オリックスでは90年石嶺和彦以来31年ぶりとなった。「青学のOBがたくさんいらっしゃるんで、いいところを見せたいというところはあります。今までおるかおらんかわからん選手やったんで」と“母校愛”を語り「甘い物、好きなんで」と“ロッテ愛”もちらり。チームの日本人右打者の年間17本は、近鉄との合併後では05年北川博敏の16本を抜いた。
「本当にあの2発で追いかける形ができた」と中嶋監督。チームを勇気づける99番の背中が、何より頼もしかった。【堀まどか】