阪神中野拓夢に復活の兆し 広島森下から2安打でプロ6度目猛打賞

広島対阪神 4回表阪神1死一塁、中野は中二塁打を放ちベンチに向かってポーズを決める(撮影・上山淳一)

<広島4-3阪神>◇4日◇マツダスタジアム

阪神中野拓夢内野手がプロ6度目の猛打賞で、復活の兆しを見せた。2回は森下のカットボールを中堅へ運び、4回1死一塁では再び初球のカットボールを捉えて左中間二塁打。「いい投手から2本打てたということで、これからいいきっかけになると思いますし、自分の中でもこれを自信にこれからもやっていきたい」。8回はコルニエルの158キロ直球を捉えて左前打とし、4打数3安打。6月24日中日戦以来の猛打賞だ。

2日にスタメン落ちするなど苦しんでいたが、前日3日には25打席ぶりの安打をマーク。「なかなか1本出なくて、苦しんでいろいろ考えてというのはあったんですけど、昨日の1本出たことによって、自分の中で開き直りもできました」。久しぶりの安打をきっかけに、プロの壁をまた1つ乗り越えた。敗戦の中でルーキーの復調は明るい光だ。